ICソケットとはなにか

ICソケット(アイシーソケット)とは、IC(アイシー)、LSI(エルエスアイ)などを抜き差しできるソケットのことです。ICとは集積回路(integratedcircuit)の頭文字をとった言葉です。従来のトランジスタ、抵抗、コンデンサーを超小型化したものを小さなシリコンチップの上に集積。これをICと呼びます。

通常1個数ミリメートル角のトランジスタなどを目に見えないほど小さくし、十数ミリメートル角~20ミリメートル角程度のチップの上に千万個~数億個も作ります。全半導体部品の約9割をICが占める為、電子業界で”半導体”というときは、このICだけを指すこともあります。LSIとは大規模集積回路(LargeScaleIntegration)の頭文字をとった言葉です。ICの集積度がさらに高まったもので、トランジスタやダイオード、受動素子などを集積させて、複雑な機能を実現する電子回路部品。

LSIは、電源・電池によって動くほぼ全ての製品(スマートフォン、ゲーム機、デジタルカメラ、オーディオ、車など)に入っています。ソケットとは受け口、接合部、穴、へこみなどの意味を持つ英単語です。IT業界では物理的に接続端子を指す場合と、ソフトウェア間で通信する仕組みを指す場合があります。ICソケットはICの各種パッケージとピン配列に対応したものがあります。

基板にハンダ付けし使用するもので、ICを基板に直接ハンダ付けしたくない場合に用いられます。ICが壊れてしまった場合に交換が簡単なことや、その回路を使わなくなったときにICを取り外して再利用できるなどのメリットもある為、ICソケットを使うことは一般的になってきています。

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